2012年 5月 1日制定
2013年3月10日改正
2018年 3月 3日改正
2023年 3月 4日改正
2024年8月26日改正

Ⅰ.目的

ハンドボールリサーチ(英文名:The Japanese Journal of Handball Research (JJHR))は,日本ハンドボール学会の機関誌として発刊する.その目的は,ハンドボールに関する科学的研究の促進およびハンドボールに携わる研究者・指導者相互の交流の促進である.

Ⅱ.投稿者の資格

本誌に投稿できる者は日本ハンドボール学会会員(筆頭著者および共著者全員)とする.ただし,編集委員会が認めた場合には,会員以外に投稿を依頼することができる.

Ⅲ.論文の種類

論文の種類は,総説,原著論文,実践研究,研究資料,その他のいずれかとする.投稿論文は完結した未発表のものであり,他誌に投稿中でないものに限る.

  1. 総説
    ハンドボールに関する国内外のさまざまな研究成果や知見を体系的に整理して紹介するもの.
  2. 原著論文
    科学論文としての内容と体裁を整え,ハンドボールの科学的研究の発展に寄与する新たな科学的知見をもたらすもの.
  3. 実践研究
    ハンドボールのコーチング,トレーニングなどを実践する立場から,実践活動に関する事例の報告や分析を通して,実践に役立つ新たな視点を提供するもの.
  4. 研究資料
    実験および調査結果の報告を主とし,ハンドボールの科学的研究を促進する情報として価値が認められるもの.
  5. その他
    国内外の図書・論文の書評,学会・セミナーの報告など,ハンドボールにおける研究および実践に有益な情報を提示するもの.

Ⅳ.投稿原稿の形式

  1. 投稿論文は,原則として,学会ウェブサイトのメンバー用ページの投稿システムを用いて投稿する.ファイル形式は,PDF形式とする.著者情報(著者名,所属機関,所在地,電話番号,メールアドレス)は,PDFファイルに記載せず,投稿システムに入力する.
    (※IDやパスワード紛失等により,メンバー用ページへアクセスできない場合,お問い合わせよりご連絡ください.)
  2. 原稿の作成には,学会ウェブサイトからダウンロードできる雛形を用いることを推奨する(https://handballresearch.jp/jahr2019/wp-content/uploads/2024/10/JJHR_Manuscript_Template.docx). 投稿論文における使用言語は日本語とする.本文は,ワードプロセッサを使用して,ひらがな現代かなづかい,文語体で,英文綴りおよび数値は半角で作成する.原稿は,A4版縦置き横書き,全角40字20行で,上下左右に2-3 cmの余白をとる.原稿の下中央部にページ番号を記入する.原稿の左側に行番号を記入する.
  3. 原稿の1ページ目には,論文の種類,題目,キーワード(3-5語)を記す.題目に副題をつける場合には,コロン(:)を用い,主題に続ける.総説,原著論文,実践研究,研究資料には,題目,キーワードの英文も記載する.
  4. 原稿の2ページ目には,200-300語程度の抄録を付ける.総説,原著論文,実践研究,研究資料には100-150語程度の英文抄録を付ける.
  5. 原稿の3ページ目からは,本文,文献リスト,図(写真を含む)表の順に記載する.
  6. 本文の見出し番号は,I. II. III. …,1. 2. 3. …(1)(2)(3)…,① ② ③ … の順を原則とする.
  7. 図(写真を含む)表は,PDFでのオンライン公開時に鮮明に見えるよう,十分な解像度とする.カラーの図も可とする. カラーの図による,オンライン公開時の著者等による費用負担はない.原稿1ページに図表1点をレイアウトし,通し番号とタイトルを記し,本文とは別に番号順に一括する.本文中への挿入箇所は,本文中にそれぞれの番号を明記する.
  8. 投稿論文は匿名での査読を行うため、原稿内には一切の著者情報を含まないものとする.謝辞や付記は,公正な審査を行うために,審査終了後,論文が受理された後に原稿に書き加える.
  9. 総説,原著論文,実践研究,研究資料の原稿は,図表を含めて原則として刷り上がり12ページ以内,その他の論文は,図表を含めて原則として刷り上がり6ページ以内とする.原稿は,刷り上がり1ページを全角約2000文字として計算し,刷り上がり時の図表の大きさも勘案し作成する.
  10. 本文中の文献記述は著者名と出版年で示す.著者が2名の場合には,「中黒(・)」(欧文は「and」),著者が3名以上の場合には,筆頭著者の後に「ほか」(欧文は「et al.」)を用いる.複数の文献が連続する場合には,セミコロン(;)でつなぐ.同一単行本からの引用箇所が複数ある場合には,著者と出版年と引用ページを記載する.
    [例]
    ・コツは,「運動ができるようになる勘どころを表現したもの」(阿江,1999)であり,「運動感覚に支えられた身体の知恵」(金子,2002,pp.262-263)である.
    ・スキルテスト(Brace,1966;Krüger and Niedlich,1985;松田,1970)では,…
    ・ …個人戦術力を評価しようとしている(長野ほか,2010;Yamada et al.,2011).
  11. 文献リストは,本文の最後に著者名のABC順に一括し,雑誌の場合には,著者名(西暦発行年) 論文名.雑誌名,巻(号):ページ.の順に記載する[例1].単行本の場合には,著者名(西暦発行年)書名.発行所:発行地,引用ページ(単一ページはp.,複数ページはpp.)の順に記載する[例2].同一単行本からの引用箇所が複数ある場合には,引用ページは本文中に記載する. 同一著者の同一年に発行された複数の論文または単行本については,発行年の後にa, b, c, ・・・をつけて区別する[例3].翻訳書の場合には,著者の姓:翻訳者名(西暦発行年)書名.発行所:発行地,引用ページの順に記載する[例4].
    [例1]
    會田 宏(1994)ボールゲームにおける戦術の発達に関する研究.スポーツ運動学研究,7:25-32.
    Yamada, E., Aida, H., and Nakagawa, A.(2011)Notational analysis of shooting play in the middle area by world-class players and Japanese elite players in women’s handball.International Journal of Sport and Health Science,9:15-25.
    [例2]
    鯨岡 峻(2005)エピソード記述入門.東京大学出版会:東京:p.40.
    Roth, K.(1989)Taktik im Sportspiel.Verlag Karl Hofmann:Schorndorf.
    [例3]
    金子明友(2005a)身体知の形成(上).明和出版:東京.
    金子明友(2005b)身体知の形成(下).明和出版:東京.
    [例4]
    メルロ=ポンティ:竹内芳郎ほか訳(1974)知覚の現象学2.みすず書房:東京,p.219.

Ⅴ.原稿の受付,受理,著作権など

投稿は年間を通して,学会ウェブサイトのメンバー用ページの投稿システムで受け付ける.
原稿到着日を受付日とし,掲載決定日を受理日とする.原稿の採否などその取り扱いについては,編集委員会が委嘱した複数の審査員の審査結果に基づいて,同委員会が最終決定する.
審査においては,よりよい研究,指導実践に導く新規性のある論文を評価し,自然科学的手法や統計学的手法に限定しない.

受理された論文の著者校正は原則として1回とする.掲載論文の抜刷りを希望する投稿者は校正時に,その必要部数を申し出る.費用は投稿者が負担する.掲載が決まった論文は,J-Stage(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jahr/list/-char/ja)でオンライン公開される. 本誌に記載された論文の著作権は日本ハンドボール学会に帰属する.