日本ハンドボール学会会長よりごあいさつ

 

ごあいさつ

 

2024度より、日本ハンドボール学会会長を務めさせていただいております東海大学の田村修治です。昨年度は、明石光史大会委員長(大阪経済大学)、花岡美智子総務委員長(東海大学)のご尽力により、東海大学品川キャンパスにて学会大会を開催することができました。学会大会におけるシンポジウムでは、久木留毅氏(JISSセンター長)・勝田隆氏(元JISSセンター長)・トニージローナ氏(日本代表男子監督)・栗山雅倫氏(元日本代表女子監督)による学際的交流及び国際的交流の中から、ハイパフォーマンスをキーワードに、ハンドボール競技の未来と発展を考える素晴らしい機会となりました。

2024年度の学会活動としては、新たに広報委員会を設立し、ウエッブサイトの情報発信などの充実、編集委員会と連携の中、学会誌「ハンドボールリサーチ」のオンライン化を進めてきました。2025年度もこの点については、更なる充実を図りたいと考えております。また、“実戦”を通したコーチングの視点から、コーチングセミナーの開催を計画しております。ハンドボールの指導者が課題解決の方法を話し合い、課題解決の機会になるようなセミナーが開催できればと考えております。

日本ハンドボール学会の目的は、「ハンドボールに関する科学的研究及び会員相互の交流を促進し、ハンドボールの普及発展に寄与する知を創造すること」です。日本ハンドボール学会の知とは、「理論知」と「実践知」の2つです。この目的達成のためにもハンドボールに携わる研究者、教員、指導者、選手、レフェリー、ドクター、トレーナー、アナリストたちが、活発な議論や活動のできる学会となることを願っております。

 

2025年6月30日

日本ハンドボール学会

会 長 田村 修治